銀行にお金を預けているけど全然増えない。投資に興味があるけど、不安で一歩踏み出せない。初心者で投資信託を実際にやってみた人の意見を聞かせてください。
こういった疑問に答えます。
投資に関しては知識ゼロだった私ですが、わからないなりにとりあえず始め、2年と3ヶ月続けています。
現在、実質投資額は24万8000円、トータルリターン(トータルの損益金額)は6万円ちょっとです。
そんな私自身の情報も公開しながら解説していきます。
知識ゼロの初心者が投資信託をやってみた結果
知識ゼロだった私が投資信託をやってみた、27ヶ月の軌跡をご紹介します。
楽天証券の管理画面で見ることができる、トータルリターンのグラフを載せたかったのですが、残念ながら約款で禁止されております。
一応楽天証券に問い合わせてみましたが、画像掲載の許諾をいただけませんでしたので代わりに自作のを載せておきます。
ところどころ数値を抜き出して作ったので粗いグラフですが、形状はこんな感じです。
このグラフを元に、順番に解説していきます。
2018年11月12日
投資を始めました。
楽天証券の「ポイント投資」というサービスを利用し、500ポイント(=500円分)からのスタートです。
「ポイント投資」とは、楽天市場等で貯めた楽天ポイントで投資することです。
2019年12月下旬
毎月500ポイントずつ投資を続け、2019年12月末で実質投資額は7000円、トータルリターンは500円を超えていました。
1年間で7000円投資して500円の収益が出るなら、銀行なんかに預けるよりよっぽどいいと思い、投資金額を増やすことを考え始めました。
2020年3月上旬
投資金額を増やすことに若干不安はあったものの、自動で毎月2万円ずつ積立されるように設定しました。
が、その2万円の積み立てが始まった途端、トータルリターンがマイナスに突入。
2020年3月下旬
その後トータルリターンはマイナス6000円以上にもなり、正直毎日不安で仕方なかったのですが、きっと回復すると信じて定期積立を続けました。
ちなみにこの下落は、ちょうど日本で新型コロナウイルスが流行りだした時期です。
2020年5月中旬
トータルリターンがマイナスに突入してから2ヶ月ちょっと経つと、徐々にグラフが上がり始めました。
続けていればいつかは回復すると自分に言い聞かせてはいましたが、この2ヶ月半はやっぱりめちゃくちゃ不安でした。
2021年2月中旬
その後は時々下落はあるものの順調に右肩上がりで、27ヶ月経った現在(2021年2月)では実質投資額は24万8000円、トータルリターンは6万円ちょっととなりました。
ちなみに、グラフなどは時々チェックはしていたものの、積み立て投資に切り替えてからは設定をいじったりせず、完全放置です。
私が利用している銀行では、普通預金の金利は0.001%(=100万円を1年預けて、10円の利息)なのですが、同じほったらかしでもここまで差が付きます。
結論
結論として、投資信託を始めるのに知識ゼロで問題ありませんでした。
それは、そもそも投資信託は運用をプロに任せているからだと思います。
私たちはいわば、どういう風に運用するのかを決めているだけなのです。
ドラクエで言う、「ガンガンいこうぜ」「いのちだいじに」などの作戦だけ決めるといった感じですかね。
具体的には、ネットで調べて初心者におすすめと書かれていた「全世界株式のインデックスファンド」の1つを選択しただけです。
全世界のたくさんの企業に投資してリスクを分散させるやり方で、長期積み立ての王道なのだそうです。
知識ゼロで始めたとしても、利益を出すには勉強が必要なんじゃないの?と思うかもしれません。
確かに世の動きを知ったり勉強することで利益は出しやすくなるでしょう。
だけど私はそういうのは面倒なので、自動積み立てでずっと放置しています。
正直、今でもわりとなんとなくで運用していますが、それでもある程度の利益が出ています。
なので繰り返しになりますが、投資を始めるのに知識ゼロでも問題はありません。
初心者が失敗しないために気を付けること3つ
リスクも理解する
いくらプロが運用するとは言え、絶対に利益が出ると断言はできません。
価格変動リスクがあり、元本割れ(=買った時よりも価値が下がること)する可能性もあることを頭に入れておきましょう。
ただ、長期的に続けることで、元本割れのリスクを小さくすることができますので、あまり臆病になりすぎる必要もないと思います。
「リスク」と聞くと不安になってしまいますが、実は借金を背負うようなことにはなりません。
1万円投資したのが、8000円になるのが元本割れで、2000円損したことにはなりますが8000円は手元に残ります。
1万円投資したのが、-5000円になってしまった、というのはありません。
例えばみなさん宝くじを買ったことはありますか?
1万円分のくじを買って10万円当たればラッキーですが、300円しか当たらなかったら9700円の損(=元本割れ)ということです。
ただし全部外れて0円になることはあっても、借金にはならない。
仕組みなどは違いますが、投資信託もそんな感じだと思えば「リスク」がイメージしやすいかと思います。
途中でやめない
投資信託はコツコツ続けることが大事です。
市場が下落しても慌てて売り払ってしまわずに、投資を続けましょう。
もちろん手放す選択をしたほうがいい時もあるかもしれませんが、先程も書いたように、長期的に続けることで、元本割れのリスクを小さくすることができます。
逆に言うと、始めて間もないころは元本割れする可能性が高いですが、そこを耐えられるか、です。
私もそうでしたが、下落したらめちゃくちゃ焦るし不安になります。
ですがこの「コツコツ続ける」という基本を思い出して、売却を思いとどまり、今に至ります。
余裕がある分のお金で投資する
ちょっと利益が出てくると楽しくて、投資金額を増やしたくなると思います。私もそうです。
だけど生活が苦しくなるような投資の仕方はやめましょう。
何度も同じ話になりますが、コツコツと長期的に続けられる金額にしましょう。
投資信託を始める手順3ステップ
私が利用している、楽天証券でのやり方を解説します。
楽天証券の管理画面スクショが載せられないので、文章での説明になります。
見にくいですがご了承ください。
1、口座開設
まず楽天証券の公式ページへアクセスします。
すると「本サイトへ移る前にご覧いただいていたウェブサイトは当社が作成したものではございません。」という表示が出てくるのですが、「サイトを見る」をクリックでOKです。
ページ内の「いますぐ口座開設(無料)」から進みます。
メールアドレスの登録後、確認メールが届くのでそこに記載されたURLから申し込みを続けます。
本人確認書類の提出と本人情報を入力して、申し込みは完了です。
特定口座の選択は「開設する(源泉徴収あり)」を選択しておくと、確定申告が不要になるので開設しておきましょう。
2、準備
楽天証券での審査完了後、ログイン用のIDがメールまたは郵送で送られてきますので、楽天証券ホームページからログインし、取引を始める前に初期設定を行います。
その後、マイナンバーの登録が完了すると取引ができるようになります。
取引をするにはお金がいるので、投資資金の入金も忘れずにしましょう。
楽天銀行や提携のネット銀行を利用していれば、手数料無料で即時に入金が可能です。
ネット銀行を利用していなくても、銀行窓口やATMから振り込みすることが可能です。
3、投資信託購入
楽天証券トップページで、青いメインメニュー欄右端の「ポイント投資」から「投資信託」を選択します。
投資信託を自分で選んでいくのですが、よくわからなければ「楽天証券ファンド7」という水色の画像の下に「楽天証券が選んだ投資信託」とあるのでそこから選びましょう。
出てきた7つの中から好きなものを選びます。
私はよくわからなかったので毎月違うのを選択していました。
スポット購入、または積立注文を選択します。
いろんな投資信託を選んでみたいなら、スポットで1回ずつ購入するといいと思います。
スポット購入の場合を説明します。
「買付金額」は、100円以上でお好きな金額を入力。
「ポイント利用」は、楽天ポイントを使いたい場合は入力。
「分配金コース」は、長期で運用していくなら再投資型でいいと思います。
「口座区分」は、特定を選択しておけば確定申告が不要になります。(初期設定で源泉徴収ありを選択している場合)
「目論見書」は読んだらチェックを入れましょう。
あとは暗証番号を入れれば注文完了です。
まとめ
いかがでしたか。
投資信託は運用をプロに任せるので、初心者でも簡単に始められます。
私のように、投資のことが全くわからない状態でも、適当にポチポチしていたら利益がでました。
それでもやっぱりいざ自分でやるとなるとリスクが心配に思うかもしれません。
不安な方は、ポイント投資や少額投資がおすすめです。
楽天証券の口座開設は無料、投資は100円から、楽天ポイントでも投資できますので、初心者の方でも気軽に始められると思います。
将来のための積み立てには、節税効果のあるiDeCoもおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。